前回までのあらすじ。
マイレージを貯めて母をイギリスまでANAのビジネスクラスで連れてきた。
ロンドンでは紅茶三昧の市内観光。ロンドン郊外にある、アフタヌーンティーの発祥の地ウーバンアビーにも足を運んだ。
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目次
電車(バージントレイル)でロンドンーエディンバラを移動
今回の親孝行旅、母がどうしてもエディンバラ城の中にある「スクーンの石」を見たいというのでエディンバラまで電車でいくことにしました。
紅茶バカの母に言わせると、アフタヌーンティーで出されるお菓子?のスクーンだか、スコーンの原型モデルになった石がエディンバラにあるみたいです。
行き方が分からないので日本でgoogle先生にロンドン市内からエディンバラへ駅の経路を表示してもらいました。
電車で2-3ルートくらいの提示があり、しかもご丁寧に「切符を購入する」というリンクまで貼ってくれてます。
まあ、探せばもっと安い所はあるでしょうが、google先生がオススメしてくれているところなので、そこで買うことにしました。

事前に日本でクレジットカード決済を済ませQRコードの付いたチケットがメールで送られてきました。
それを印刷していったので、イギリスではこの長距離電車(5時間程度)に乗るためにすることは特にありません。

ロンドンの出発地はキングス・クロス駅です。映画ハリポッターで、主人公が魔法学校に行く時につかった「9と3/4番線」への入り口があることで有名な駅です。
「9と3/4番線」への入り口には壁にショッピングカートみたいな物が半分突っ込んでる有名なモニュメントがあり、世界中から映画ファンが写真を撮りに来ます。
ベタですが、母にもそれをやらせました。朝の9時くらいからは規制線がしかれて列に並ぶようになり、混雑します。
朝の8時くらいであれば、人もまばらで好き勝手に写真が撮れますので、混雑が嫌いな方は朝早く行くといいでしょう。

ロンドンからエディンバラまでは電車で約5時間の移動です。私達が行った5月は沿線に菜の花畑がひろがり、のどかな風景がみられました。
エディンバラへ到着間際は海沿いも走ります。飛行機とは違った移動が楽しめました。

エディンバラは街中が高低差の激しい街
エディンバラのホテルに荷物を置いた後、さっそく旅の目的「スクーンの石」を見にエディンバラ城へ行きました。
お城は見晴らしのいい高台にあり、そこまで登るのに一苦労します。
スクーンの石はお城の中の展示室に保管されています。歴代の英国王がこの石の上に乗って戴冠式をしてきたという歴史があるので
ガラスケースの中に厳重に保管されています。展示室は約8畳ほどの広さしかないのですが、警備員は2人もいます。
写真撮影は禁止です。
紅茶マニアの母はこのスクーンの石が見られれば良かったようなのでこれにてお城を後にしました。
アフタヌーンティーの時に食べるスコーンというお菓子はこのスクーンの石をモチーフに作られたらしいのです。

お城は敵に責められないように高台にあります。お城から谷を下っていくと、谷の一番底にエディンバラの駅があります。さらに反対側の谷の上にも市街が広がっています。このあたりを歩くだけで、まるで山登りに来たかのような高低差を体験します。普段から歩き慣れていない方は注意しましょう。
ファーストクラスに乗るためにフランクフルトへ
ヨーロッパ最後の都市はフランクフルト。
飛行機でエディンバラからフランクフルトに飛びます。
空港で、ちょっと頭が薄くなったおじさんがチェックのスカートをはいてます。
スコットランドでは男性のスカート姿は正装です。おじさんは、空港の職員でした。なんだか、「こち亀」の月光刑事みたいです。

フランクフルトには、かれこれ3回目です。いつも観光目的ではなく飛行機に乗るハブ空港があるから来てます。
特に、今回はファーストクラスタワーを目的にやって来ました。
フランクフルトのルフトハンザファーストクラス専用タワー、その利用条件とは?
フランクフルトのフライトは12時なのですが、出発3時間前の9時に空港に着きました。
もちろん、ファーストクラスタワーを楽しむことが目的です。

母と電車でフランクフルト中央駅から空港までやってきました。乗車時間は10分ほどです。
まず、電車からやってきてチェックインフロアの右の方、右の方に進みます。
右に進むほど、ビジネスクラスカウンター、ファーストクラスカウンターの順で行き着きます。
とりあえず、コロコロと引いてる大型の荷物はここで預けます。
ここで、一つ疑問点が。実は、今日のフライトの予定はフランクフルトーミュンヘンはビジネスクラス。
ミュンヘンー羽田間がファーストクラスです。この場合、出発地のフランクフルトでファーストクラス専用ターミナルが使えるかどうかが不安でした。
ある方のブログでは当日フランクフルト以外の空港でもファーストクラスを利用するならファーストクラスターミナルが使えるとの記述がありました。
しかし、ルフトハンザの公式webにはそのような記述は見当たりません。
で、事前にルフトハンザの日本支社に今日のようなルートの場合、フランクフルトでファーストクラス専用ターミナルが使えるのかどうか電話をしてました。
その時の回答は「お客様の旅程では、フランクフルトのファーストクラスターミナルはご利用になれません。」
うーん、ブログの内容を信じるか、ルフトハンザ日本支社の回答を信じるか。とにかく行ってみようということで通常ターミナルはビジネスクラスチェックインカウンターを利用しました。そこで、このあとミュンヘンからファーストクラスに乗るけど、フランクフルトでファーストクラスターミナルが使えるのか聞いてみました。
回答は即答で「OK」
これで一安心。去年の権利がありながら逃したファーストクラス専用ターミナル体験がようやく出来ます。
そして、チェックインカウンターのあるフロアから一階エスカレーターで下がり、鉄道側から空港を見て
右方向に更に進んでいきます。
2-3分歩くと左手にファーストクラス専用タワー(ターミナル)が見えてきます。
無人の入り口をくぐり、エレベーターで一階上がる2階が手荷物検査を受ける入り口です。
ここで、手荷物のX線検査等を受けます。ドイツの空港は入出国時の検査が厳しいことで有名ですが
このファーストクラス専用タワーの検査は客層に配慮してか、マイルドに行われます。マイルドといっても
普通の国と同様レベルです。
検査が終わるとルフトハンザの職員が施設の中を一通り案内してくれます。
まあ、事前にyoutubeで見てるので全部知ってるんですけどね。

バーカウンター、ダイニングルーム、シガールーム、シャワールーム、マッサージチェアの使い方、、、、
どこを見ても人が少なくていいですね。ルフトハンザのフランクフルトファーストクラス専用ターミナルの利用条件は当日ファーストクラスに乗る人です。基本的に。
あと、ビジネスクラスもしくはファーストクラスで連続する2年間で地球25周分ルフトハンザに乗らないとなれないホンサークルメンバーでないと入れません。
日本だとファーストクラスに乗れるときに入れるラウンジでも、上級会員だらけで結構すし詰め状態の時があり、困った事もありました。
ルフトハンザのファーストクラス専用ターミナルはそんな世界とは無縁です。本当にファーストクラスに乗る、もしくはめちゃくちゃ世界中を上級クラスで飛び回るスーパーエリートしか入れません。
今回、フランクフルトーミュンヘン(ビジネスクラス)
ミュンヘンー羽田(ファーストクラス)でもファーストクラス専用ターミナルが利用出来ました。
今後は利用条件が変わるかもしれません。フランクフルトからファーストクラスに乗る人しかダメとか、マイル利用の人はダメとか。
最近海外ニュースで、このファーストクラスラウンジを特定の人向けに一回3万円くらいで開放するなんてのを読んだ気がします。
ルフトハンザのフランクフルトファーストクラス専用ターミナルの利用条件はその都度ルフトハンザに問い合わせてみて下さい。
まあ、私みたいに電話ではダメと言われて現地でokが出る場合もありますが。
さて、スタッフにターミナル内の施設を一通り説明を受けた後は、食事です。
このファーストクラスターミナルで食事をするために、朝ご飯はフランクフルト市内では特に食べずに来ました。
このダイニングルームでは2タイプの食事が提供されています。
ひとつは、ビュッフェ方式で自分で好きなものを取ってきてというもの。
もう一つはメニューのなかからオーダーをして作る料理。
私と母はいろいろ食べたかったので、ビュッフェをすこしつまむのと、オーダー料理も少し頂きました。
ところがこのオーダー料理が大失敗。
1週間ほど洋食ばかり食べてきたので、餃子と味噌汁を注文したのですが、、、

厨房にいるのは西洋人なのかな?素直に洋食を頼めば良かったと後悔するお味でした。
ビュフェに並んでいた、洋食は美味しかったことは付け加えておきます。



さて、食事も終わりターミナル内でまったり。雑誌、新聞コーナーの物を読んだり、コーヒーなどを飲みながら
時間をつぶします。
まだ、搭乗まで時間があったのでシャワールームを利用することにしました。
実は、フランクフルトのファーストクラス専用ターミナルにはバスタブのあるシャワールームがあります。
この1周間シャワーだけでしたので、久しぶりに湯船に浸かりたいなと思ってました。
しかし、バスタブ付きシャワールームは先約があるとのことで、シャワーだけの部屋を案内されました。
フランクフルトのファーストクラス専用ターミナル、飛行機までは車で送迎してもらえる
さて、いよいよ搭乗の時間になりました。
このタワー内では、時間になると専任の担当者が「お時間です」と呼びに来てくれます。
そして、ターミナルからは車で飛行機の下まで送ってくれます。
しかもベンツや、ポルシェといったドイツを代表する高級車で送ってくれます。
もちろん、私はこの送迎システムをyoutubeで何回も見てるので知ってました。母は歩いて飛行機まで行くものだと思っていたので
大変驚いていました。
フランクフルトーミュンヘン間はドイツの国内ビジネスクラスです。
ルフトハンザ国内便のビジネスクラス、座席の素材、間隔は実はエコノミーと同じです。
3-3の座席配置のうち、真ん中の1席を必ず開けるという簡易ビジネスクラスです。
食事も、お酒もエコノミーよりちょっとは良いものが出ますが、1-2時間程度のフライトなのであまり期待しないで下さい。
ミュンヘンのファーストクラスラウンジも堪能
ミュンヘン空港ではトランジットをするターミナル内にファーストクラスラウンジがあります。
フランクフルトでは国内移動でしたが、ミュンヘンから日本に帰るため、このファーストクラスラウンジで出国審査を受けることになります。ルフトハンザのラウンジ自体は民間の施設なのですが、その一角に出国審査を専門に行う警察官が待機しています。
ここから出国するひとはあまり居ないので、随分暇そうです。

朝のフランクフルトのファーストクラスタワー、国内線の機内食とかなり食べてきたのでお腹いっぱいです。けど、、、ラウンジ内についついおいしそうな食べ物があるのでちょっとだけつまんでみました。
ミュンヘンー羽田ルフトハンザファーストクラス
私は去年のマイル利用世界一周時に続く二回目ルフトハンザのファーストクラス。母は当然、全航空会社通してファーストクラスが初めてです。
去年はB747通称ジャンボジェットに乗りましたが、今年はA340なので機内の様子が若干異なります。
ジャンボジェットのファーストクラスは飛行機の尖った先端部分に座席が設けられているのでファーストクラスのキャビンの床面は三角形です。A340の場合は2階建てでは無いので、三角形の先端部にはパイロットが座っています。
前後の間隔は窓3つ分。横との仕切りはノーマルモードはでありません。
最近のファーストクラスは各座席に高い仕切りで個室に分けるタイプが多いです。ルフトハンザのファーストクラスはそういった仕切りはなく、キャビンの全体が見渡せる広々仕様です。

寝る時などはボタン一つで電動の仕切りがウイーンっと上がってきます。
ルフトハンザの機内食には期待してはいけない
長年マイレージを使ってビジネスクラス、ファーストクラスを乗り継いで感じていることがあります。
それは、ファーストクラスと言えども機内食に期待をしてはいけないということです。
機内食は火を使ってはいけない等の料理をする上でのかなりの制限があります。
しかも、調理をするのはCAさんたちです。一応手順等は学ぶかもしれませんが食のプロではありません。
中にはエティハド航空の様にファーストクラスに専門のシェフを入れて、食に力を入れている会社もあります。
エティハドのファーストクラスでは、機内食ではじめて感動しました。記事はこちら↓
去年の、ルフトハンザのファーストクラスでは、日本食のコースを頼みました。出て来るおソバはすっかすかだし、
すき焼きという名前で出てきた肉料理は機内食うんぬん関係無くヒドイものが出てきました。
ANAのファーストクラスに乗った時も、機内食でおいしい日本食を出すのは難しいんだなという事は感じていました。
ということで、今回は何が何でも洋食を頼もうと思っていました。
ルフトハンザファーストクラス 洋食でも失敗する
洋食は前菜に始まり、メイン、デザートのフルコースです。
前菜はまずはキャビアから。生まれて初めてキャビアを食べたのは、初めてANAのファーストクラスに乗ったときでした。それ以来、キャビアはマイルでタダ乗りしてる飛行機でしか食べたことがありません。味はなんていうんですかね、、、まあ、イカの塩辛がイクラのプチプチ食感になった感じとでもいいますか、、、、なんとも形容しがたい味なんです。私は特に好きとかそういう味では無いですね。

ANAの場合、キャビアは出てきたり、出てこなかったり。他のエアラインでも注文しないと出なかったりするのですが、ルフトハンザのファーストクラス場合は有無を言わさずキャビアは必ず出てきます。
次はエビのマヨネーズ和え、ナッツ、ローストビーフの小皿料理。これはまあ、見た目通りの「普通に」おいしい料理でした。

あ、あとルフトハンザのファーストクラスの料理に必ず出てくる「FIRST CLASS」バター。バターにFIRST CLASSと刻印が打ってあります笑。いや、しかしこれが美味しいんです。多分、無塩バターなんですけどそのままぺろぺろなめてもくどくないフレッシュな味わい。
もし、ルフトハンザのファーストクラスに乗る機会がありましたら、このファーストクラスバターを単品でペロペロしてみてください。

問題はメインです。私を担当したFAさんがしきりにホワイトアスパラを勧めるので、メインに頼んでみました。あとで分かったのですが、ドイツでは4月中旬から6月がこのホワイトアスパラのシーズンでみんな高いお金を払っていいホワイトアスパラを食べる習慣があるようです。
で、料理が出てきた瞬間失敗したと思いました。

ドイツ国民は好きかもしれませんが、私は日本人でそういう習慣がないので全然ホワイトアスパラに有り難みを感じません。母が頼んだ白身魚が美味しそうでした。

ある程度高級なレストランのメニューって文字情報だけで原料とある程度の調理法が書いてあるモノから料理を選ばないといけません。
そうすると今回みたいな失敗料理って結構出てきますよね。もっと視覚に訴えかける写真入りのメニューを出して欲しいですね。個人的には。
まあそうするとレストランの品位が落ちる、安物を売ってるようだと提供者は思うのかもしれませんが。
事前に写真で確認してたら、絶対にアスパラは選ばなかったですね。
最後のデザートも、私のアイスが溶けまくり。グチャグチャです笑。まあ味は変わらないのでいいんですけど。
ルフトハンザファーストクラス ベッドメイキングはFAさんがしてくれる
食事も終わり、もう寝ます。ベッドはFAさんが電動シートを180度に倒してマットレスを敷いたり、シーツを敷いてくれます。この長時間のフライトを苦痛なく眠れるのはファーストクラスの特権ですね。

というか、最近は欧米路線のビジネスクラスも180度フルフラットで眠れるのは当たり前になってきました。実は疲れ具合という意味においてはビジネスクラスとファーストクラスの違いは、私は感じません。
では、ビジネスクラスとファーストクラスの違いは何かというと、ルフトハンザで言えばファーストクラス専用ターミナルのような地上サービスの差がまず一つ。あと飛行機まで車で送迎をしてくれる「過剰演出」。そして機内で食べられる食材やお酒の値段が高いことですね。
まあ、食材が高いことと美味しいことは別問題なのですが。
機内でぐっすり眠り、起きるとあと2時間程度で羽田です。
朝食の時間になりました。私は大丈夫かな〜?と思いながら和朝食を注文。母は洋朝食を注文しました。心配とは裏腹に、まともな物が出てきて安心しました。
今回の旅、ファーストクラスの動画はこちら↓
さて、帰国後改めて今回の旅の感想を母に聞いてみました。やはり、往復の飛行機が寝て移動できることに感動したようです。いままでのパッケージ旅行はエコノミーの経験しかなかったのでその差は歴然でしょう。
しかも、今回はマイルをポイントサイトでタダで貯めて、諸経費だけ払ってるので私と母、二人合わせて飛行機代金は6万円です。正規料金なら二人で250-300万円くらいですかね。ヨーロッパに行きビジネスクラス、帰りファーストクラスですと。
マイレージプログラムを使わなかったらとてもじゃないけど払えません。
マイルのため方は、まずはこの必須カードを作る作業から初めて下さい。
【2017年9月版】マイルを貯めてファーストクラスに乗るための必須カード、ソラチカカードのお得な入会方法 審査基準や受かりやすい記入方法やポイントも伝授
もう、この手法はネット上で広く出回っているのでマイルを貯めるだけではファーストクラスに乗るのは厳しい時代になってきました。
マイルをファーストクラスに乗る分だけ貯めるのは比較的簡単です。ネット上でもいろいろのサイトの運営者が●●万マイル貯まった!と宣伝していると思います。
マイレージは貯めただけでは意味がありません。それを国際線のビジネスクラス、ファーストクラスに交換してこそ真価を発揮します。
まあ、その空席を見つけるのが難しいのですが。
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