【旅行記】【前編】マイルを使って親孝行ファーストクラス&ビジネスクラス旅をしました

こんにちは、ファーストクラス陸マイラーの佐藤です。

先日、マイルを使って母を連れてヨーロッパ旅行に行ってきました。

行きは東京-ロンドン間をANAビジネスクラス。帰りはフランクフルト-羽田間をルフトハンザ航空のファーストクラスです。

家族にマイルを貯めさせる方法と、マイルを家族間で共有する方法

いつも、いつも私ばかりファーストクラスに乗って世界中を旅しているので家族も連れて行くことにしました。

正規料金でヨーロッパまでファーストクラスで行こうと思うと片道約130万円かかります。

とてもではないですが、正規料金は払えないので私と同じく陸マイラーの手法で貯めてもらいます。

やはり、手法としてはハピタスです。ポイントサイトで地道にクレジットカードを作ったり、FXをやるしかありません。

両親はあまりパソコン作業は得意ではないので、私が代行しました。

実際のところ、母のハピタスアカウントでは10万ANAマイルしか貯まりませんでした。今回、日本ーヨーロッパを

片道ファースト、片道ビジネスで往復するのには約14万マイル必要でした。母の足りない分は私の保有マイルからあげました。

ANAマイルを共有する方法

ANAのマイルを家族間で共有するためにはANAに事前に申請しなければなりません。

実際に家族である事を証明する書類をANAに送って初めて承認されます。詳細はANAのwebページで確認してください。

マイルを使った旅行、二人分のファーストクラス座席を確保するのは大変

メインの行き先は決っています。イギリスです。母が最近紅茶にハマっているため本場のアフタヌーンティーを楽しむのがメインです。

1人分でさえファーストクラスの空き座席を見つけることは至難の業です。それが同じ便の二人分となると難易度が更に上がります。

なんとか、行きのストックホルム経由のロンドン(ビジネスクラス)とフランクフルトから羽田のファーストクラスが取れました。

普通、この時期の東京ーヨーロッパ間を正規料金で行きビジネスクラスなら片道60万円。

帰り、ファーストクラスなら130万円の合計200万円近くかかります(一人分)。

それが、マイレージを使えば、燃油サーチャージと空港利用料だけですので3万円(一人分)で済みました。

特典航空券(マイル)でファーストクラスの座席を見つける方法はルールというか、手法が存在します。

非常にファーストクラスの空き座席が少ないことと、普段有償でお教えしている手法のため、このページでは詳細は省きます。

ご相談はこのwebページのお問合わせよりしてください。

キャンセル不可能のホテルで返金してもらう方法

往復の航空券を確定させたので、次に宿泊するホテルを決めて行きます。

普段、私の一人旅なら空港野宿をしたり、ドミトリー(一部屋を4-10人程度でシェアする安宿)にでも泊まります。

さすがに今回は還暦を過ぎた母を連れていきますのでそれなりのホテルを取りました。

まさかの事態、旅行がキャンセル

一通りの宿の予約も済ませ、旅の詳細なプランを練っている時のことです。

母から緊急の電話がかかってきました。

「パスポートの有効期限が切れてる」

もう、びっくりしました。何はなくとも、パスポートがなければ海外旅行には行けません。

急いで次の日に役所にパスポートを再発行してもらうよう役所に母を行かせました。

パスポートの再発行は最短でも1週間はかかる

次の日、母が役所から電話をしてきました。

パスポートの再発行は最短でも1週間はかかる。

即時発行は海外で親族が亡くなった時等の緊急時のみで、航空券を既に予約したという理由では発行出来ない。

という内容でした。

しかたありません。各種予約をキャンセルするしかありません。

マイル予約した航空券はANAの場合、一人あたり3000マイルの手数料でキャンセル出来ます。

二人合わせて6000マイル。

ホテルの予約はバルセロナの宿泊を除いて、全てキャンセル手数料0円でキャンセルできました。

ホテルは全て予約サイトのエクスペディアをハピタス経由で予約していました。

しかも、このキャンセル不可のバルセロナのホテルは、今回の旅行中一番料金が高く、一泊約2万円。

2泊で4万円をドブに捨てることになります。

と、ここでつい最近、日本国内のキャンセルできないホテル宿泊権を転売するサービスというニュースを見たことを思い出しました。

日本でもあるということは、世界では既に同様のサービスを始めてる人がいるだろう。と、思い検索てみました。

予約キャンセル不可のホテル宿泊権を売買するroomer.というサービス

ありました。roomer.というサービスです。

このサイトでは既に予約したけど、私達の様にパスポート期限切れ等の理由で宿泊できなくなったホテルの宿泊権を売買できます。

さっそく登録して売ってみました。売れました。

売り出した当初は私が予約した半額の1泊1万円で売り出しました。買い手がつかないので、もってけドロボー価格の一泊5千円にしたら買い手が

すぐにつきました。そこからサイトの仲介手数料10%を引いた金額がpaypalの自分の口座に振り込まれました。

基本的にキャンセル不可の予約条件で予約していたので、本来なら0円のことろ、多少は戻ってきました。

英語のサイトですのですこしハードルが高いかもしれませんが、もともと0円になるキャンセル不可の宿ですからね。

どうしても旅行に行けなくなった人はホテルの宿泊権の売買にチャレンジしてみて下さい。

行きはANAのビジネスクラス、羽田ーロンドン

1週間程で母のパスポートも無事発行されました。

その頃の私は既にヨーロッパに行くモード、早く母をファーストクラスに乗せてあげたいモードでした。

しかし簡単に東京-ヨーロッパ間のマイレージ利用のファーストクラス2座席は見つかりません。

しかも、私も母も一緒に行ける日程を考慮に入れるとさらに難しくなります。

でも見つけました。以前予約したスウェーデン、スペイン、イギリスを10日間ほどかけてまわる旅からは

縮小しましたがイギリスードイツを5日程で周ります。今回のメインの目的は母のイギリス紅茶旅なので最低限の要件を満たす

マイレージ特典航空券を見つけました。

私はマイレージ特典で何度もビジネスクラスは乗っていますが、母はビジネスクラスに乗るのは初めて。

結論から言いますと、帰国便のファーストクラスに乗る前のこのビジネスクラス体験で

「これだったら何歳になってもヨーロッパに行ける。」

と感想を漏らしていました。

そうですよね。いまでこそ私もマイルを使って自由にファーストクラス、ビジネスクラスに乗れるようになりましたが

いくら旅行好きとは言え10時間を超えるヨーロッパ、北米便のエコノミークラスは体力的にきつかったです。

きつかったというか、エコノミークラスは人権侵害クラスなんじゃないかと思えるような体験でした。

特に私は腰痛持ちなので、この長時間狭いところに押し込められる感覚はどうにかならないものかいつも悩んでいました。

ビジネスクラスの始まりはラウンジから

ビジネスクラス以上のフライトは飛行機に乗る前からサービスが始まります。

チェックインカウンター。エコノミーではチェクインカウンターの数が利用客に対して極端に少ないために

いつも長蛇の列が出来ています。

ビジネスクラスでは利用客が少ない上に、カウンターの数も多いのでそれほど並ばなくてもすぐに荷物の預入とチェックインが出来ます。

そしてラウンジ。羽田のANAビジネスクラスラウンで食事を取りました。

母に、「機内食もたくさんでるから、ラウンジでは控えめにしておいてね」

とアドバイスしました。でも今見ると私も結構食べてますね。↑カレーに焼きそば、、、炭水化物祭りになってますね。

まあ、ラウンジでちょっと多めに食べることも見越して、普通はフライト2時間前にくるところを、3時間前に来て

飛行機に乗る前にちょっとでもお腹を空かせる作戦を取っています。

食事の後はソファー席でコーヒーやビールを飲みながら本や雑誌を読んで搭乗に備えます。

搭乗、飛行中の機内サービスは?

さていよいよ搭乗です。

ANAのビジネスクラスでは搭乗すると担当FAさんが「佐藤様、本日担当いたします◯◯です。」

と挨拶に来てくれます。そしてウェルカムドリンクのサービスもあります。大体スパークリングワインかオレンジジュースなどが

用意されています。

さて、飛行機が安定し、食事のサービスが始まります。ビジネスクラス以上の座席では食事の時はテーブルクロスをひいてくれます。

母は和食、私は洋食のコースを頼みました。エコノミーの様にビーフorチキンで一皿でボン!ではありません。

 

食事を食べたら、後は映画を見るか、寝てるかしていればロンドンに着きます。

数時間ほど寝て、起きると周りが結構ご飯を食べています。

母はラーメン。私は寅さんを見ながらあんかけ丼とハーゲンダッツを頂きました。

普段母はラーメンは食べないんですけどね。まわりの座席の人が美味しそうに食べているので欲しくなったそうです。

実は飛行機に乗ると味覚が変わることが知られています。

普段食べないような味の濃いものでも、飛行機の中だと欲しくなるようです。

さて12時間程のフライトも終わりロンドンに着きました。

ヒースロー空港は入国手続する時にいつも長時間並びますね。

ファーストクラス利用ですと、ファストトラックパスといってすぐに審査をしてもらえるゲートに行くチケットがもらえますが

ビジネスクラスではもらえないので1時間ほど列に並んで入国審査を受けました。

イギリスに入国してこの言葉が母から出るんですね。

「これだったら何歳になってもヨーロッパに行ける。」

まさにこの通りだと思います。

いままで、エコノミーだったら飛行機に12時間乗ってるだけでヘトヘトです。

しかも時差がありますから時差ボケで体調を崩すかもしれません。

仕事で乗るなら、その名の通りビジネスクラスに乗りたいですね。

といっても日本から往復のビジネスクラスは正規料金で50-100万円しますから、簡単には乗れません。

マイルを使えば簡単に乗れます。

ロンドンでは紅茶三昧、アフタヌーンティーは予約しないとなかなかありつけない

ロンドンでは老舗百貨店のハロッズに行って紅茶の茶葉を量り売りで買ったり、有名なティーハウスに行ったりしました。

↑ハロッズの紅茶売り場。日本では普通、食品売場は地下にあります。ハロッズでは数百万円、数千円する時計売り場のとなりにけっこう臭いのする生鮮食品や

こういった紅茶、チョコレート売り場があります。

母は以前もパッケージツアーでロンドンに来たことはあるのですが、自由時間をもらっても英語が話せないのと方向音痴で集合場所に

戻ってこれない心配もあったのであまり自分が行きたい所に行けなかったそうです。

今回は地下鉄とタクシーを使って事前にピックアップした行きたいお店、場所に連れて行ってあげました。

母は、いままでパッケージツアーでは貸し切りのバスでの移動ばかりだったので海外で初めて地元の人が乗る電車で移動した、と興奮気味に話していました。

一通り行きたいところには行けたのですが、ティーハウスでアフタヌーンティーを楽しむためにはどこも予約が必要とのことでした。

今回は予約をせずに、どのお店も飛び込みで行きましたがやはり満席で入れませんでした。次回以降の課題とします。

↑これは朝食です。インスタ映えとか見た目はキレイなのですが、、、お味は、、、、笑みたいな感じです。

しかもこれで二人分で2500円くらいしたかな?やはりロンドン、物価がお高いです。

アフタヌーンティー発祥の地であり、イギリス紅茶の聖地ウーバンアビーへの行き方

私はよく知りませんが、どうやらロンドン郊外にウーバンアビー(Woburn Abbey)というイギリス紅茶界の聖地があるようです。

なんでも1800年代当時のイギリスでは二食が普通だったそうですが、それだとお腹が空くので、昼下がりに紅茶やサンドイッチ、スコーンなども食べたのがアフタヌーンティーの始まりだそうです。

そして、冬場にきゅうりのサンドイッチが出せるかどうかで財力が試されたそうです。

当時、寒い冬場にきゅうりを出すには温室をきちんと管理をしてきゅうりを栽培せねばならず、とてもお金がかかったそうです。

日本なら、お寿司でかっぱ巻きだけしかでてこなかったら、『なんだこのケチは』ってなりますよね(^^)

時代と、場所が違うと富の象徴って変わるんですね。

さてさて、そんな貴族の社交から始まったアフタヌーンティーの聖地に行くための経路を書いておきます。

事前にいろんな方のブログを調べたのですが決定打が無く、グーグル先生の言うとおりに当日は動いてみました。

ロンドン市内からウーバンアビーを目的地に指定して検索。すると長距離電車に乗ってBletcley駅に行けとの指示。

はい、従いますgoogle先生。さて、この後が問題です。他の方のブログを見るとどの駅から行くかによってタクシーが

駅にいる、いないが結構賭けです。30-60分程度駅でタクシーを呼んで待った方もいます。

私と、母の場合はラッキーでした。Bletcleyの駅を降りるとすぐに1台のタクシーがつかまりました。

Woburn Abbey(ウーバンアビー)は貴族のお屋敷を一般に開放している場所です。

事前に予約をして料金を支払っておく必要があります。

Bletcleyの駅からタクシーで20分程でしょうか。お屋敷の入り口につきました。ここで購入した予約をプリントした

紙をみせます。この入口でタクシーを降りてはいけません。

まだまだお屋敷の建物まで距離があるので、このままタクシーで移動します。

運転手さんがウーバンアビーに詳しい方で、お屋敷の中を散策がてらぐるっと案内してくれました。

↓屋敷の敷地内の鹿

本来はこの紅茶の聖地でアフタヌーンティーを頼みたかったのですが、予約制。

しかも、日本でネットの予約を見ると結構先まで埋まっているので今回はあきらめました。

代わりに、予約無しでも飲食が出来るティーハウスでちょっと遅めの昼食を取りました。

私はじゃがいもとツナマヨを和えた物。母はサンドイッチと紅茶を頼んでいました。

実は、イギリスのこういう三角の紙パックに入ってるサンドイッチってパサパサしてあまりおいしくありません。

私は知っているので、絶対に買いません。母も「知ってるなら早く教えてよ。」と言ってましたが、経験しないと

分からないこともあるので黙ってました。

ちょっと遅めの昼食の後は、お屋敷の中へ。

お屋敷の中は写真撮影禁止なので外観しか撮れません。

屋敷の歴史や、食器類がコレでもかと展示されています。

ウーバンアビーはこの屋敷本体の他にも、広大な庭も見ることが出来ます。季節にもよりますがとても綺麗でした。

ウーバンアビーからロンドン市内への帰りかた

食事をして、屋敷をみて、庭を見て、、、3時間もあればウーバンアビーは満喫できると思います。

帰る時はまずウーバンアビーの売店がありますので、そこでタクシーを呼んでもらって下さい。

タダでタクシーを呼んでもらうのもなんなので、絵葉書を買うなり、チップを売店の方に渡してください。

というのも帰りのタクシーも、行きのタクシーと同じおじいちゃんの運チャンで、やたらチップを売店の人に

渡したのか気にしていたので。

また適当に最寄り駅に送ってくれますので、そこからロンドン市内へ帰るチケットを買って下さい。

スマホを持っていれば、ロンドン市内の行きたい駅の名前をgooglemapに打ち込めば何分の電車に乗ればいいか

教えてくれます。

ちなみに、私はsimフリーのiPhoneを使っているのでこちらのsimを事前に日本のAmazonで注文して日本で

simを入れ替えて行きました。↓

docomo,au,,softbankですと一日で1000-3000円取られるので、1週間使い続けると結構な金額になります。

こういったプリペイドのカードならトータルで2000円以下で済みます。

simフリーのスマホだけですよ。これが使えるのは。

 

さて、前半はココまでにします。

後半はエディンバラへの長距離列車移動。

ドイツから日本へルフトハンザのファーストクラスで帰国する話を書きます。

 

 

後半の記事はこちら↓

【旅行記】【後編】マイルを使って親を連れてファーストクラスに乗ってきました。フランクフルトのファーストクラスターミナルは想像以上

 

 

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